自分と向き合う(内観)
お陰様で、弊社も68年目を無事にスタートすることが出来ました。
一員として働かせて頂いていますが、改めてこの会社の偉大さを感じてしまいます。
この67年間の間にどれほどのこと(出来事)があったのでしょうか。
受け継がれてイマがあります。
継続・発展していくのも、堰き止めてここで中断・終了も・・・
イマまさにその会社で働く全ての人で成り立っています。
会社の社長次第は、過去の話しです。
はっきり申し上げて、時代遅れです。
継続・発展していくのは、そのイマある場所で働く従業員のマンパワー(エナジー)です。
1人1人が同じ方向を向いて進んでいくときのパワーは計り知れません!
その時のパワー(力)は、1+1=2ではありません。
だから一人一人が尊い、価値ある存在です。そして、その人を支える存在もまた尊い存在です。
今日は、そんなことを省みることが出来る10月の新月であります。
皆さんはイマ置かれている現状に不満があった時、どう考えますか。「この現状はあの人のせいだ」と誰かを責めるのでしょうか。それとも「自分がいたらないせいだ」と反省するのでしょうか。人がだれかを責める気持ちに傾く理由は”自分と向き合う習慣がないためである”と脳神経科学の研究者はおっしゃっています。自分をしっかり見つめていないから、自分にも責任がある、自分にもできることがある、という発想が湧いてこないのだといいます。
この、自分と向き合うということは、弱さを含めた自分の全てを自ら認めて受け入れるということであり、時にはつらいこともありますが、解決するべき課題を他人任せにすることなく、自分で考えることが大切だと思います。問題にぶつかったら、イマ自分に出来ることは何かを考えてみることは大切な感覚であると感じます。

我々の営業活動(運送)において、大切なことの一つに共感能力という力(エナジー)があります。人は共感という感情を通して、相手の気持ちや痛みを推測し、理解する。共感することにより人は自分よりも他の人に力を貸そうという氣になります。共感は人が本来持っている素晴らしい能力の一つです。人が持っている「優しい行動」を引き出すことを共感能力と言っても過言ではないと思います。言葉の使い方を例にします。
「スピードを出すな!」「ルール違反だ!」というよりも「スピードを下げましょう」「ルールを皆で一緒に守りましょう」と伝えた方が、共感能力を引き出すことが出来るように思います。「するな!」という命令よりも「しよう!」という呼びかけのほうが、受け入れやすく行動しやすいと思います。
子どもの教育や自分自身への目標をつくる時などにも応用可能です。
そして勿論、会社の方針にもです。
