神経まひ(ウイルス性他)
6月に入りまして、気温では夏モードでしょうか。
陰陽五行においては、「五季」といわれていて、春夏秋冬だけでなく雨期を一つの季節と定めているそうです。
日本では四季といわれますが、自分はもう五季で良いと思っております。
この雨期と呼ばれる時期にも、ちゃんと旬の食材があります。
また疲れやすい臓器もあります。その臓器は「脾臓」であります。
脾臓は「運化・昇清を司る」といわれ、消化吸収を担ったり、「血」や「水」の巡りを助けたりしてくれるありがたい臓器であります。古くなった赤血球を壊したり、抗体を作ったり、新しい血液を溜めたりしており、血液関係の仕事を中心としています。
この時期、脾臓が疲れてうまく働けないと、新しい血が循環できなかったり、カラダを動かすエネルギーの「氣」がつくれなくなるので、疲労や倦怠感が出てきます。また口腔系にも不調が出やすくなります。疲れの主な原因は、湿気がカラダにこもることです。そのため汗をかいて、不要な水分を体外へ排出することが必要です。ただし汗をかいた後は、水分だけでなくミネラル補給も忘れずにしたいです。汗で消耗するのは水だけではないことを覚えておく必要があります。
ジメジメする梅雨を、上記を意識して快適に過ごして参りましょう。
閑話休題。

さて、ここからは少し怖い話になってしまうかもしれません。
日本経済新聞の「カラダづくり」のコラムにありました情報を皆様に共有させていただきたいと思います。
自分も過去に、原因は不明ですが経験した過去があります。
「顔面神経まひ」
片側の目が閉じにくい、水を飲むと口の端からこぼれてしまうーー。ある日突然、そんな症状が現れたら「顔面神経まひ」かもしれない。できる限り早く耳鼻咽喉科を受診することが重要である。
顔面神経まひは、顔の筋肉を動かす顔面神経に障害が起こり、顔の片側が思うように動かせなくなる病気だ。上記のほかにも眉が上げられないといった症状が現れる。
顔面神経は耳周辺の知覚や舌の味覚、涙・鼻汁・唾液の分泌にも関連しているため、耳の痛みや味覚の低下、涙などの分泌量の変化がみられることもある。顔の片側のまひは脳卒中の症状としても現れるが、脳卒中の場合は半身のまひやろれつが回らないなど、顔以外にも異変が起こるという違いがあります。
国内で年間約5万人が神経まひを発症すると推計されている。性別や年齢を問わず誰もが突然発症する可能性があり、大学の教授の調査によると「働き盛りの40代と、65歳以上のシニアに多い傾向がある」という。
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いずれにしても過去に感染したウイルスが、顔面神経が通る顔面神経管内の膝神経節と呼ばれる部分に潜伏していて、疲労やストレス、睡眠不足などにより免疫力が低下すると、再活性化して顔面神経に炎症を起こす。
症状が出たら、どんな対応が望ましいか。「顔面神経まひは耳鼻咽頭科で適切な診断や評価、治療が受けられると知らない人が多い。症状に気づいたら、出来る限り早く受診して欲しい」と訴える。
<日本経済新聞コラム(カラダづくり)より抜粋>
とにかく異常を感じたら、自己判断せずに専門の機関で早めの受診をして、後遺症を予防・軽減するための行動が必要であると感じました。いざというときに覚えておけば、「備えあれば憂いなし」であります。