子供の学校だより(EQ)
さて、弊社の第69期が無事にスタートいたしました。
小生の所感で申し上げれば、正直に「奇跡」としか言い様がありません。
「当たり前」は傲慢な表現であると小生は常に思います。現在の大河ドラマでも源氏と平家の時代が物語の背景となっておりますが、有名な平家物語の出だしに「諸行無常~」とあります。日本の歴史でも言われている様に、諸行(あらゆるもの)に常は無い(無常)とされています。
同じではない、変わっていくもの、続くことはないの意味であります。
箱(土台)が変わらずとも、中身が変わっていく。変化していく。見える部分だけでなく見えない部分でも変わっていくことも含めて平家の人々は思いを込めて物語を現代に伝えているのかと思うと感慨深いですね。
また、69期スタートも小生の中ではすでに奇跡から始まっています。
自分の考えをはるかに超えた何か見えない力が、動いていることを切実に感じる今日この頃であります。
閑話休題。
先日、我が家の娘っ子が学校より毎度貰ってくるたよりの中に非常に興味深い、そして感銘を受けた記事内容がありましたので、皆さんにシェアさせて下さい。
このような先生方がまだまだ、ご在籍であるという事に本当に日本はまだまだ安泰であるなと感じてしまうのは子を持つ親としてだけでなくても、一個人としても尊敬の念が湧きます。
「心の知能指数」
数年前から、EQ(Emotional Intelligence)という言葉を耳にするようになりました。日本語で「心の知能指数」と意訳されるもので、簡略すると他人の感情を感じ取る能力と、自分の感情をうまくコントロールして利用する能力とされています。IQ(知能指数)が同じ程度でも学校や仕事での成績に差が出ますし、IQが人並みでも社会に出て大成功する人がいます。その差を生むのがEQです。例えば、「大事な試験前に勉強が必要だ」と頭でわかっていてもヤル気が出る、もしくは出ない、かはこのEQが関係していると言われます。仕事においても、このEQの高さが業績や給与の高さに関係していることが研究機関でも報告されています。
一般的にEQの高い人は、言葉だけでなく、態度やしぐさからも敏感に相手の感情を察して理解することが出来ます。これは相手の立場に立って物事を考えらえるということでもあります。また、相手の感情を察するだけでなく自分の感情にも敏感であり、それを上手にコントロールする為、ストレス耐性が高い傾向にあります。困難に遭遇し、諦めそうになったときも自分の感情をうまく処理できるため、途中で投げ出さずイマやるべきことに集中出来ます。コツコツと粘り強く物事に取り組み、やがて大きな成果を挙げるのもこのEQが高い人の特徴です。
このEQを高めるにはどうしたらよいのでしょうか?持って生まれた能力と言われる「IQ」とは違って、EQは後天的なトレーニングによっていつでも成長させることが出来るのです。一番大切なのは『自己肯定感』を高めることです。自分の考えや存在を否定されないということが「自分に自信を持つ」力を育てて、「やればできる」という自分を信じる気持ちが高まり昇華していきます。以下省略
<足立区〇〇小学校~学校だより~10月号養根開花「心の知能指数」より引用>
我々の幼少期には聞きなれない用語でありましたので、個人的にも非常に興味深い内容でした。
因みにEQの構成要素として
1.Identify(識別)
~自分がイマどのような状態なのか、悲しいのか怒っているのか楽しいのか、自分の感情を識別する能力~
2.Use(利用)
~たとえば冷静に話し合う場面で、怒りや悲しみといった感情は生み出しません。落ち着いた気持ちを作り出す能力~
3.Understand(理解)
~例えば誰かもしくは自分が、「仕事をしたくない」と思う時、肉体疲労なのか対人関係のストレスなのか原因を推察できる能力または経験値からくる能力~
4.Manage(調整)
~上の三つを発揮した上で、目的を達成するためにどのように行動を取るべきか決定する能力~
今回の記事内容における親と子の関係ではどうでしょうか。
たんに頭の良さを褒めるのではなく、頑張った子どもの行動を褒めてあげる。もしくはいつも頑張っていることを認めてあげる。そんな親御さんの子供は、「もっと頑張ろう、自分なら出来る!」と自らモチベーションを、親に言われなくても挙げていくのではないでしょうか。
自分の幼少体験を思い出しながら、感想を書いてみました。