今後のコロナについて(成田山だより)
コロナ感染から約1ケ月が経過いたしました。丁度8/6から発症しましたので、ピッタリ先月の今日でありますがいまだに嗅覚が機能不全であります。
確実に後遺症ですね。日常業務に支障はないのですが、感覚で嗅覚は小生的には死活問題です。
嗅覚がないということは、当然ガスの臭いなども嗅ぎ分けることも出来ません。また食べ物の腐っているかどうかの判断もつかないということです。自分に備わっている機能を使えないというのは、とても辛いですね。
この後遺症がいつまで続くのか、判断もつきませんが兎に角状況を受け入れて目の前にある日常と仕事、そしてイマにフォーカスするしかないなと感じている今日この頃であります。
今回のコロナについて、毎月定期的に会社に送られてきている成田山新勝寺だよりの中に興味深い記事がありましたので、イマまでの経緯をたどりながら皆さんにシェアさせていただきたいと思います。医学部教授の今後の対策も含めて皆さんの参考になる部分があれば幸いです。
「新型パンデミックによるパンデミックが発生して2年半(2022年7月講演)を迎えました。この7月時点で、感染者数は累計5億7千万人、死者は6百4十万人を超えました。これまでの感染症とはけた違いの被害をもたらし、世界の価値観を大きく変えてしまいました。ただし、本当に私たちは現在の状況を正しく捉えられているのかというとそうではありません。米国ではすでに9千万人が感染し人口の3割近くに達していますが、米国のCDC(疾病予防管理センター)は実際には約2億人すなわち6割が感染してしまっていると推定しています。またWHOは世界の死者数は千5百万人を超えると想定しており把握している死者数の2.5倍になります。
日本国内ではこれまでいくつもの流行を繰り返して現在、第七波に突入しています。(一部省略)これまでを振り返るとコロナウィルスが世界に与えた被害は想像をはるかに超えており、さらに数字では表せない様々な苦痛をこの感染症はもたらしました。中等症や軽症でも感染者はかなりつらい思いをしていますし、後遺症で長く苦しんでいる人も相当います。また経済的に困窮したり、精神的に追い込まれるなど、間接的な被害も甚大であったと思います。
今回の新型コロナウィルスは他のウィルスと何が違うのでしょうか。まず第一に感染力の強さです。新型コロナウィルスは飛沫だけでなく、空気中を浮遊することが出来るエアロゾル(マイクロ飛沫)という小さな飛沫による感染も起こる為、広範囲にウィルスが届きます。特に注意すべきは無症状の感染者も存在するため、本人も気付かないまま感染源となり得ます。第二に重症化しやすい点です。このウィルスは肺で増殖して肺炎を起こし、呼吸状態を悪化させます。オミクロン株は肺炎は起こしにくいですが、高齢者においては基礎疾患を悪化させ重症化させます。第三に免疫逃避作用です。感染を経験した人やワクチンを接種した人でも、抗体の作用をすり抜けて感染が成立してしまいます。そして第四に変異の速さです。武漢株から始まって、アルファ、ベータ、デルタ、オミクロンとこれまでさまざまな変異株が出現し流行を起こしてきました。(一部省略)
それでは今後、新型コロナウィルス感染症はどう展開していくのでしょうか。現在の第七波も9月頃にはある程度落ち着くものと思いますが、感染症の専門家は秋冬の流行を特に警戒しています。その際にはインフルエンザの流行も重なる可能性があります。新しいワクチンや治療薬によって今よりも新型コロナウィルスの感染症への脅威は薄れていくと思います。そうなれば、日本の法的な扱いも現在の二類から五類あるいは別の枠組みに変更される可能性があり、これまでのような特別扱いすべき感染症から、ありふれた感染症のひとつとしてみなされるようになるかもしれません。来年以降については、まず確実に言えるのは、このウィルスはこの世界から消えてしまうことはない、ということです。そうなるといわゆる『終息』はあり得ません。ただし、世界がこの感染症の影響を減らして従来の社会生活ができるような『収束』は期待できると思います。インフルエンザのようにどの医療機関でも簡単に検査が実施でき、陽性と判定されれば誰でもウィルスを抑える薬をもらえて、心配なく自宅で療養可能な状況にできれば、新型コロナウィルス感染症は社会全体にとって、これまでのような脅威ではなくなると思います。」(成田山新勝寺だより~今後のコロナとの正しい付き合い方~国際医療福祉大学医学部主任教授松本哲也講演録より抜粋)
現在のコロナウィルスの状況を細かく解りやすく解説されていて、一般人の小生には非常に理解することが出来て本当に解りやすい講演録でありました。記事内容に感謝を申し上げたいと思います。
我々人類は、常に状況に留まり続けることなく進化して、克服する努力を世界単位でしているなと感じさせられた記事内容でした。国や世界単位だけでなく個人レベルでも進化・成長が必要な時期と判断いたします。
皆さんで一緒に一歩一歩知識を深めて~進歩~して参りましょう。