真(深)呼吸(出・入・留)
東京は昨日6月6日より梅雨入りとなったようです。
これから1ヶ月と少し雨の時期が続きます。7月20日頃までですかね。
近所の公園で最近カエルを見かけるようになりました。増え過ぎも考えものですが。
周りで天気に敏感な方をたくさん存じています。
「雨だからヤダな~。」「気分が乗らないなぁ~」「憂鬱だぁ」我々はいつから雨に対して、ネガティブな感情を形成してしまったのでしょうか。子供の時、もしくはうちの子は雨の日でも、逆にテンションが上がり・・・濡れるなよと言っても靴をびしょびしょにして帰ってきます。(笑)
もちろん晴れの日でも、汗をかきまくってシャツをびしょびしょにして帰ってくる。どちらにしてもテンションMAXです。天気に影響されるようになったのはいつからでしょうか。
子供は思考で判断せずに、ハートで受け止めます。花の名前?そんなの知らなくても、気に入ったら見入ってもぎ取って帰って来て、見せにきます。。。鳥の名前?そんなの関係なくカラスであろうと鳩だろうと九官鳥であろうと好奇心でその姿を追っかけます。そんな純粋な意識も、大人になると思考で判断してしまう。
カラス発見→「ゴミ漁るし汚いなぁ→人を襲ってるニュースも見たぞ→嘴鋭いな→なんかどす黒くて怖い」これ全て思考でのイメージです。カラスは大昔は日本の象徴であり、神の使いとも呼ばれていたのですが。(八咫烏)
この自身の中で考え続けた思考が、どこかの時点で雨に対するネガティブなイメージを作ったのかも知れません。
小生は雨は好きですよ。色々なものを流してくれますし、車も洗ってくれますからね。(笑)自然洗車装置だと思っています。ひょっとしたら、目には見えない事柄も落としてくれているかもしれません。この半年間の世の中の浄化もしているかもと思ってしまいます。
閑話休題。
さて、今日は健康に欠かせない重要な話題を一つ。
特に道具も要らず、カラダの内外から健康になる為に欠かせない最も大切な方法であります。さらにプラスアルファで余談と小生が得た知識も交えてシェア致したいと思います。
最も大切なのは意識的な呼吸です。
呼吸は肉体の生命維持のためだけにあるのではありません。
健康は体だけでなく心も健康であることはメンタルヘルスの観点からも近年言われていることであります。
心身の健康的なスタートは呼吸から始まると言っても過言ではありません。
意識した呼吸をするたびに、それぞれの脳は身体の全てをスキャンするそうです。
骨から、経絡(けいらく)、感情、思考まで。。。呼吸が制限されてしまうと、脳に情報が入らない事態となってしまいます。分厚いマ〇クで呼吸を浅くしていませんか。それは健康の妨げかもしれません。
ゆっくりと大きく深い呼吸をして腹式呼吸で、横隔膜を動かすことは体内のマッサージにもなります。
またストレスを溜め込んでいる人、さらには不安や恐れ等に支配されている人は呼吸が浅い人が多いと言われています。
出入り口と言われる様に、また呼吸と漢字で書く様に、自然の流れは呼(呼ぶ)吸(吸う)の順です。
ご自分の呼気(こき)を意識してみて下さい。きちんと深く息を吐ける人は、要らない不要なものを手放すことが出来ます。疲れや緊張、ストレスや恐れ、さらには怒りなど、それらを吐く息とともに手放し解放します。
次に吸気ですが、吐いた後は、カラダに空いたスペースが自然と出来ていますので、きちんと吸えるようになれば、ご自分の人生の山も谷も前向きに受け入れる用意が出来ます。そして自分の心と向き合えて、さらに吸う息が多くなってきます。
余談かもしれませんが、この意識が出来る様になることを、神仏に帰属した方々は「瞑想」と呼んだり致します。
雑念や不安に呑み込まれそうになっている方々がもし身近にいるのであれば、是非最初は5秒ずつでも構わないので、休憩中・昼食後・入浴中・就寝前後などで5分くらいやってみることをお勧めいたします。
落ち着いた気持ちで仕事やご自身の生活を送れるようになれば幸いですよね。
さらに役立つ呼吸の使い方として、頭の中が雑念や不安だらけで解消できない時は、吸った後に同じ秒数呼吸を止めてみて下さい。(留める)その間は、息を止めることに集中してみる。その後に息を吐き出す。
「息を止めた状態では、思考を続けることは出来ない様になっている。息を一旦止めると次の思考へのつながりが切れるようになっている。」
心を健康的に保つ手段としての一つの方法としてご活用頂ければ、幸いであります。
落ち着いた場所(心)は、「静か」であり「美しく」あって、それでいて無垢でもあるというお話でありました。