物流用語(デバンニング)
今月は五月病などと言われて、良く体調を崩したり休みがちになったり会社や学校への不登校、不出勤が発生する月とも言われます。
またニュース等、見ていても不思議と良いニュース、おめでたいニュースは出て来ませんね。
コロナも依然として脅威はありますし、紛争もずっと続いているようですし、米露は協調よりも対立を激化させているようにも見受けられます。
人それぞれ解釈は違うと思いますが、これは「激動の時代」といっても過言ではないかもしれません。
我々は意識してその時代を選んで生まれてくることは出来ない・・・・と思っています。
だけれども、もしご自分の意志でこの激動の時代を選択して世に出て来たとしたらどうでしょう。
相当な厳しさを覚悟しての出生ということでしょうか。困難な状況に身を置いて、(自身)にとってより創造的な人生を送ろうと考えて・・・この世に来たということになりますか。そんな同志たちの集まりがイマであることを小生は信じたいと思います。
突然ですが、手のひらはおもて(主て)でしょうか?ウラでしょうか?
答えは四つん這いになれば解ります。
足の裏と同じで、手のひらはウラなんです。
色々な物を掴んだり、仕事を熟したり、触るのもウラということになります。
これは自然の摂理です。「人(自然)はウラで物を掴むように出来ている。ですから真実はウラで掴め」
物事は表裏一体。
ウラとは反対の目に見えない側。
見える側面だけでなく、常に物事(ニュースや情報・新聞・テレビ)のオモテとウラの両面を知って初めて全体像が見えてくるのではないでしょうか。この激動の時代を生き抜く術ではないかと感じた次第であります。
閑話休題。
ここ数日は、弊社の倉庫に荷物が入荷してきており、その作業がございました。
デバンニングと申しまして、物流業界用語で貨物をコンテナ車から取り出す作業のことを呼んでいます。
因みに反対はバンニングと言いまして、コンテナに貨物(荷物)を詰め込むことを言います。
コンテナは主に海外から船便で丸ごと運ばれることが多く、過去にも船が座礁してコンテナごと海に落下してしまった事故などもありました。
デバンニング作業で海外から国内へ輸入されてきた貨物を、フォークリフト等を使用して全て取り除く作業となります。貨物の中身を目的地までしっかり決められた数量が届けられているかも重要となりますので、コンテナが厳重に専用のカギが掛けられており容易に開けることが出来なくなっております。
海外でどんな車両でどのような工程で詰め込まれたかも判らない状況で、デバンニング作業を行うのでハプニング等も想定して当たらなければなりません。
当然、作業中にお預かりした貨物を傷つけない様に細心の注意を払って従業員で完遂いたしました。
今までに見たこともない貨物であったりと、興味深い内容でまた一つ良い経験をさせて頂いた次第でありました。
まだ今週中は作業が続くようですので、お天気も味方にしながら業務を遂行して参りたいと思います。
作業に関連する皆様及び荷主様への感謝も含めて、この場をお借りして御礼申し上げます。