皆さん、こんにちわ。
6月5日は24節気の中の「芒種」(ぼうしゅ)と呼ばれる季節の始まりで、稲や麦などののぎ(芒)=先端に棘のような突起のある穀物(芒種)の種をまく時期といわれています。
新たに何かを再開(再生)していくタイミングとしても、分岐点と申し上げてもよいのではないでしょうか。
中国に端を発した新型肺炎も、日本においては収束の気配もありますがまだまだ油断は出来ず第二波、さらにはまた新たな新種ウィルスの出現も、過去の歴史からみれば当然可能性としてあるわけです。
しかしながら、新聞やニュース等へ目を向ければ世界における感染症の影響は日本の感染拡大の比ではなく、同じ感染症はとは思えない程の被害が出ていることが情報誌から観てとれます。
世界各国の新型(武漢)コロナ感染者数が6/4現在世界全体で650万人、死者数が38万人を超えており毎日数十万人規模で感染者が確認されている危機的状況ですが、日本だけで見れば全国で感染者は1万6千人、死者数は900人と世界的に見て極めて低レベルに抑えこまれていることにも理解が必要であると感じます。
なぜ、これほどに日本は影響が出ていないのか・・・守られているのか・・・思いがけず、小生が定期的に購読している雑誌に分かりやすく説明されていたので、納得出来るであろう部分において共有させて頂きたいと思います。
個人の見解は人それぞれですので、一つの情報として理解して頂ければ幸いであります。
数十年前に静岡のタイヤメーカーさんとの出会いでご紹介を受けた人間学を学ぶと題した情報誌「致知」という月刊誌であります。
毎月、定期的に購読している情報誌ですが著名人・有識者さんのお考えや対談、さらには研究者・教授・禅僧といった幅広い方々が今まで生きてきた中で得た有益な情報と知識を得ることが出来る雑誌であり、小生も本当にこの本から今までにたくさんの事を学んで参りました。
今回のこの雑誌のタイトルは「百折不撓」=どんな困難にも屈しない。百回倒れたら、百回立ち上がる。
まさにこのコロナ禍を生きる世界の人々に向けたタイトルであると感じます。
この雑誌の中にある対談(一部抜粋)で現在フリージャーナリストである櫻井よしこさんと元研究所職員今は参議院の議員でもある青山繁晴氏が今回の感染拡大(パンデミック)について非常に興味深いことをお話しされています。
「イマ生きている私たちはここまでのパンデミックに向かい合うのは初めてであるが、人類とウィルスの闘いの歴史は何度もあって長きに渡って起きていて、そのときの過去の記録があります。学者によってとらえ方は異なるが、本人が自覚できないもの軽症にすぎない人が八割いて、そういう人は普通に活動されますから、これがパンデミックを引き起こす大きな原因であるわけです。」
「他には例えば履いている靴、これが大きな感染源である。靴の底にウィルスがくっついている可能性があります。そもそもウィルスとは生物と非生物の間にいる存在であり、他の生物(宿主)の細胞に侵入して遺伝子を増やしていく。武漢(コロナ)ウィルスの恐ろしいところは、例えば段ボールの表面には最低24時間、ステンレスで48時間、プラスチックだと72時間は感染力を保っていることです。つまり、飛沫感染という言葉が独り歩きし過ぎているのですが、本当はモノを介した接触感染が多い。ウィルスは自分で歩けず、何かに乗っからないと絶対に移動は出来ません。」
「欧米で武漢(COVID-19)ウィルスの感染者が日本と比較にならず多い理由の一つは
生活習慣の差です。玄関で靴を脱がず、土足で家の中に入る。これが接触感染のもとをつくるんです。それからマスクの表面は絶対に触ってはいけない。密閉に近い空間に感染者の飛沫が漂っているとエアロゾル状態になっていて、そこで呼吸をするとマスクの表面にウィルスが大量に付着するんです。そのマスクの表面を掴んだ手で目や口を触ったりしたら・・・。第二波に備えて、できるだけ多くの人にそういった正確な情報を理解してもらい、一人ひとりが感染防止に努めていくことが何よりも大事ですね。」
そしてこの雑誌の後ろのページで東京大学名誉教授の月尾嘉男氏が同じ様な事を記事にしていてこちらも非常に納得でありました。
「人類の歴史では幾度となくウィルスとの闘いがあり、乗り越えて今日まで生存している。私たちは新型コロナウィルスとの闘いが、これからも長く続くことを覚悟する必要があります。人類が抑え込むことが出来たのは過去の歴史では天然痘だけであり、他のウィルスのように絶えず変異していくような厄介なウィルスの
撲滅はまず不可能と覚悟しなくてはならない。人類は半永久的にうまく共存していくしか道はないのです。人類はこれまで数々のウィルスを、ウィルスに負けないだけの耐性をつける方法で収めてきました。日本でウィルスの感染拡大が抑えられている理由の一つとして、清潔好きな国民性や独自の生活文化が挙げられています。ウィルスが流行しているという情報があれば予防のために誰もが率先してマスクを着用し、ウィルスが苦手とする高温多湿なお風呂を習慣として毎日入る。外で履いていた靴は玄関で脱いでスリッパに履き替える。外出から帰ったときは必ず手を洗う。こういう習慣に加えて握手・抱擁をしないで、
お辞儀で挨拶をするという非接触文化も感染防止に一役買っているでしょう。もし、明治維新以降に欧米の文化を完璧に取り入れていたら・・・感染は国内でもっと広まっていたかもしれません。私たちの祖先・先人たちは、結果としてウィルスと共存する知恵を身につけてきたのです。他にはない素晴らしい文化を見つめ直し、これまで以上に日本人に誇りを持つべきです。」
とても長文となってしまいましたが、この雑誌の中に日本人の歴史・記憶がどれだけ活かされてイマがあるのかを垣間見せられた思いです。最後に世界中を駆け巡り生物研究をしたダーウィン(進化論を提唱)の結論を記述しておきます。
『最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である』という言葉を遺しているそうです。
まさにイマ変化=変革の時ではないでしょうか。
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