トップセミナー(事故根絶)
六月も残すところあと僅かとなりました。
今月も自身で振り返れば、会社での「役割」における作業を淡々とこなす日々であります。
来月(7月)は挨拶(中元)の時期であります。日頃の感謝を申し上げるべく本州を幅広く駆け巡って参ります。
さて、昨日のお話し(報告)になりますが、

荷主様であります日立物流様のトップセミナーがあり、安全輸送に関する座学を
しっかり吸収し学んで参りました。

過去にも数回出席して、たくさんの学び・気付きを得ていましたが、
今回の講義における内容も非常に運送会社にとっては有力な情報・内容でありましたので
このブログの場をお借りし手、皆様にご報告差し上げたく掲載いたします。(長文ご容赦下さい。。)
後半の特別講演に、日本交通事故鑑識研究所のアドバイザーさんでおられる長森様より
貴重なお話しを頂きました。
「追突事故の実態を知る~追突の落とし穴と防止のポイント~」
過去のブログでも申し上げた通り、トラック事故の不動の第一位はずっと変わらずこの「追突」であります。ではなぜ追突は後を絶たないのか・・・ということを、長年にわたり研究されてこられ発表された内容は正に無知を、新たな知識として得た瞬間でありました。
追突多発の原因は、まさに圧迫感と安心感の違い。目の前から来る車には警戒心は非常に働きますが、追従(後追い)する車には運転者側からすれば、逆に安心感が働く為注意力が不足するとの事。また前の車との空間距離に関しても横空間よりも縦空間の把握は、錯覚現象等が重なり特に低速追従時は精神的にもイライラしたりして
ついつい車間を詰めてしまい事故につながるケースがほとんどであるそうです。追突事故の7割が市街地で起きて40km以下がほとんどという統計も出ていました。<因みに8割が停止している車に(追)おっかけて(突)つっこむ>
交通安全アドバイザーの氏は、まとめとして
「追突原因の多くが、低速追従時の安心感と油断からくる車間不足と注意力不足」
これに尽きるとおっしゃっていました。
講座中、たくさんの事故事例を動画として紹介して頂きましたが、どれもドライブレコーダーにおける生々しい事例でありました。弊社のトラックも、ドライブレコーダーは標準装備でありますので現存する大型トラックにおける安全支援装置はしっかり装備し、携えて運行していこうと強く思います。
そして今回の事故防止大会の内容を今後の社内研修等でも活かして、事故根絶を念頭に一丸で邁進して行こうと再確認させて頂いた貴重な一日となりました。
最後に企画・開催して頂いた日立物流様に改めて、この場をお借りして感謝申し上げます。
貴重な講義の数々、有難うございました。